› さが21世紀県民の森 › 2016年08月

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2016年08月30日

知ってください!大野代官所跡

大野代官所跡
所在地:佐賀県佐賀市富士町大字大野
文化財指定状況:佐賀市 史跡
文化財指定日:平成14年6月24日




大野は国道323号線に沿って神水川流域左岸に位置し、江戸時代は山内(さんない)郷に属していた。佐賀藩領であったが、元和3年(1617)に鍋島元茂(もとしげ)が小城支藩の初代藩主となった際に、佐賀藩より分知され小城藩領となった。
代官所設置の時期は明らかでないが、小城藩では天保9年(1838)に遠隔地である山代郷と山内郷に目代を置いた。目代の職務は代官以下の監督、軽罪の裁断、刑罰の執行、治安の維持、納税に関する事務などであった。安政6年(1859)年3月には小城藩士富岡敬明(とみおかけいめい)が2代目の目代として大野に赴任している。また、江戸後期の大野が記載された地図が二葉あるが、そのうち『小城山内』図には代官所が記載されておらず、『小城郡山内郷大野村見取絵図』には代官所として冠木門(かぶきもん)と建物が描かれていることから、設置は江戸後期であろうと考えられている。
この地は、福岡藩や唐津藩に通じる交通の要所にあり、また国内情勢が不安定になってきたことにより設置された可能性が考えられる。



当時の様子を伝えるものは石垣と石段のみで、石垣で囲まれた3段の敷地内にどのような建物が建っていたかは明らかでない。石垣は、石材を斜めに落とし配置する「谷落とし積み」を意識した積み方で築かれており、石垣の勾配は、上部の石材になるほど徐々に急になっている。また隅角部(すみかどぶ)は、長方形の石材を長い面と短い面を交互に積み上げる「算木積(さんぎつ)み」を意識して積んである。これらの技法は全国的にも通常は城郭にしか見ることができず、一般的に用いられるものではない。佐嘉藩の土木技術の高さを示すだけでなく、佐賀県を代表する土木遺産のひとつであり、土木史の研究においても貴重な遺跡である。残存状況も極めて良好で、県内に残る数少ない江戸時代の遺跡として、重要かつ貴重なものであり、卓越した石垣構築技法を持つ技術集団が存在していたことを確証させる貴重な事例になる。



石段は6段あり、幅約6メートル、高低差は約2メートルを測り、代官所の正門に続く石段とみられる。
その後維新をむかえ、明治五年には上瀧空蝉が初代戸長として就任し、明治十七年藤瀬に役場が設置されるまで代官所は戸長役場として機能していた。その後明治二十五年頃に南側一段目に建っていた瓦葺白壁塗の土蔵が解体移築され、同四十一年頃には馬繋場の北側に築かれていた高3メートル幅7メートル程の石垣塀と、最上部の2メートルの石垣が取り払われたと伝えられている。
   ※ 出典  さがの歴史・文化お宝張(富士町 史跡)より



修復された石垣


場所マップ

  


Posted by さが21世紀県民の森 at 09:42Comments(0)富士町情報遺跡

2016年08月24日

知ってください!下合瀬の大カツラ

下合瀬の大カツラ 一株
所在地:佐賀県佐賀市富士町大字下合瀬 佐賀市
文化財指定状況:国 天然記念物
文化財指定日:昭和37年5月16日



大カツラは、脊振北山(ほくざん)県立自然公園内、佐賀市富士町下合瀬地区樋口にある。付近は標高400メートル前後の低山地で、大カツラは東側に開口する小さな谷間の開口部付近にあり、三方を杉林に囲まれている。
カツラは、九州から北海道にかけての山地に自生する落葉高木で、幹は径1メートル以上に達し、樹皮が縦に裂ける。葉はヘリにギザギザがあり、円形または広卵形で長さ約2センチメートル。葉は細長い柄で対生し、細長い枝の両側に並ぶ。雌雄(しゆう)異株で4~5月、葉に先立ち葉脈に紅色の小さな花が咲く。雄花には多数のおしべが、雌花には薄紅色の糸状の柱頭(ちゅうとう)がある。


下合瀬の大カツラは雄株で、水平根回り13.8メートル、樹高34メートル、枝張り周囲37メートルと巨木である。旧基幹部基部から大小無数のヒコバエが群がり生えて一樹をなしたもので、その内幹囲1メートル以上のものが20数本もあり、最大のものは約3メートルのものもある。


この大カツラは、山神(やまのかみ)の社地内にあり、昔はしめ縄も張られていたというが、近くに神祠(しんし)もなく木自体が神木として崇敬されていたと推定される。
推定樹齢は1000年といわれ、樹勢は今なお旺盛である。
   ※ 出典  さがの歴史・文化お宝張(富士町 天然記念物)より



県道299号、昭和バス停「陣内橋」と北山窯の間から約30mほど登った所に入口があります。
この先は道が狭いので、ここら辺に車を停められて歩いて行かれた方がいいです。

隅に止めたら邪魔にならないと思います。


ここが入口です。ここから入っていきます。

ちょっと、わかりにくいです。よく入口を聞かれます。


地図です。


知ってください!富士町のこれ!!は、こちらから。
http://www.smile-e.org/fujijyouhou.html  


Posted by さが21世紀県民の森 at 17:37Comments(0)富士町情報天然記念物

2016年08月09日

イベント開催!親子で体験!!『里山で夏休み』

しゃくなげの里に出荷されている生産者と消費者の皆様との交流を図り、農業の面白さや自然とふれあうことの大切さを感じてもらうために、しゃくなげの里の出荷者部会がこのイベントを企画いたしました。「夏休みの思い出づくり」に、ご家族で北山の魅力を満喫してください。

野菜の収穫体験・川あそび・そうめん流しと田舎料理・ぶら歩き フットパス

●日時:平成28年8月20日土曜日 午後10時~(午後3時終了予定)
午前9時30分までに現地集合

●場所:佐賀県佐賀市富士町大字麻那古452 『麻那古カフェ民家』
※看板を設置しております


●定員:ご家族様 先着20組

●参加料:大人(中学生以上) 1,500円/子ども(小学生) 500円
/小学生未満 無料

●募集締切:平成28年8月19日金曜日まで
この記事を閲覧された方は、お電話にてご連絡をお願いいたします。

●問い合わせ・申込先
ダムの駅 富士 しゃくなげの里
〒840-0052 佐賀市富士町畑瀬1-31
TEL:0952-58-3200
FAX:0952-58-3201
URL:http://shakunage-s.com/



  


Posted by さが21世紀県民の森 at 11:30Comments(0)イベント募集